2学年では、富山県がん総合支援センター ピアサポーター 小山 晶子さんを講師としてお迎えし、「がんが身近な病気であることや、がんの予防、早期発見・検診等について関心をもち、正しい知識を身に付け、適切に対処できる実践力を育成する」ことを目的に、がん教育を行いました。小山さんは「がんと向き合って私らしく生きる」という演題で、自らの闘病体験や家族への思い等を中心にお話しされました。途中で声を詰まらせる場面もあり、生徒の心に強く響いたと思います。次に富山県がん総合支援センターの方が「がん予防の基本」「男女問わずHPVががんの原因になる」「性別・年齢別のがん罹患者数」「がんを防ぐための新12ヶ条」等について具体的なデータやCMの画像等をもとに詳しくお話をされました。質疑応答では、「一番治りにくいがんは何ですか。」「手術したら完全に治りますか。臓器は元に戻りますか。」「家族ががんになったらどのように向き合えばよいですか。」「日本人が一番かかりやすいがんは何ですか。」等の質問に、小山さんらがご自分の家族の様子や医療の現状等を紹介して丁寧に回答してくださいました。最後に生徒代表が「がんは誰もが罹りうる病気だと分かりました。また、がんを経験した人たちとの交流を通して生きる原動力を得たという話を聴き、人どうしの支え合いや思いやりががんという病気を乗り越える上でとても大切なのだと思いました。検診を受けるようにして健康に気を付けて生活していこうと思います。」と謝辞を述べ、閉会しました。教室に戻った生徒は、いつも以上に真剣な表情で感想をまとめていました。小山さんはじめ、富山県がん総合支援センターからおいでくださった皆さん、ありがとうございました。



















