公認心理師の伊藤えり子先生を講師としてお迎えし、「悩みを抱える人への対応の仕方」をテーマとして学校保健委員会を開催しました。始めに生徒会保健委員会のメンバーがテーマに関わる寸劇を行いました。続いて伊藤先生は、テーマに関連して今必要な2つの力として「心の危機に気付く力」と「相談する力」の2つを挙げた上で、ストレスと脳の関係を説明したり、スクールカウンセラーや相談機関を紹介したりしました。また、バウンダリーやアサーションといった専門用語を解説するとともに、相手に対するメッセージの出し方を教えてくださいました。質疑応答では、「Iメッセージ(アイメッセージ)を出しても相手に伝わらなかったときはどうしたらよいですか。」「この仕事(公認心理師)をしてよかったなと思うのはどんなときですか。」等の質問が出て、伊藤先生は「メッセージの出し方は時と場合を考えることが大切です。」「カウンセリングをした後、よくなりましたとかいい方向に進んでいますといった連絡をもらったときはうれしい。」と丁寧に答えてくださいました。最後に生徒代表が謝辞を述べて学校保健委員会を終えました。その後、生徒は教室に戻り、感想を記入したり、学級担任とともに印象に残ったことを話し合ったりしました。生徒会保健委員会の皆さん、寸劇の準備等、お疲れ様でした。また、参観してくださった保護者の皆様、ありがとうございました。












